認知症はある日突然やってきた

夏頃から少し、思い返せばおかしな言動はあったけど、それが「認知症」には結びつかなかった

これを書いてるのが2020年12月。
最初に「あれ?ちょっとおかしいな?」と思ったのは2018年の8月。
お盆に帰省した時だ。
以前にもまして「何をどこに置いたか」を探して焦りまくってる。
母親は78歳。
まあ、忘れっぽくはなってるけど、老人てのはこんなもんかなと思った。


まあ、検査は早い方がいいだろうからネットで

  • 北九州
  • 認知症
  • 物忘れ外来

などを調べて、病院を予約した。


2018年10月18日。
病院に検査に行く。
親父は膝を悪くしていて、杖をついてる。
福岡から朝、車で実家に向かい、ふたりを拾って病院へ。

大きな総合病院の「物忘れ外来」を受診。
最新設備の病院は、受付や支払いなどが機械を使ったもので、なかなか老人だけでは難しかっただろうから、ついてきて良かった。



検査は

  • カードや物を使った「記憶」の検査
  • 歩行検査
  • 話の辻褄
  • 時計の絵を描いてみる

などいくつかあったけど、なかなか難しく(笑)
僕も満点とはいかなかった。

ただ、「記憶があやふやなのと、認知症は明らかに違う」らしく、母はまだ「認知症」とは言い切れない状態だということがわかった。
ひっかけ問題にもひっかからず(笑)
ただ、「直前記憶」が弱くなっているという。
未だしたものの場所がわからなくなったり、「あれ?何しにきたんだろ?」と忘れてしまうこと、僕らにもある。
それは「病気」ではないらしい。

とりあえず投薬などはなく

  • 生活習慣を見直す
  • 忙しくする
  • メモを取る

などをやっていくことに。

 

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認知症か、加齢によるものか?わかりづらい「記憶のあやふや」

2019年2月
東京にいる妹からメールが来て
「おかあさんがちょっとおかしい」とのこと。

 

妹の長女が成人式で、その前撮り写真を母親にメールしたところ
夜中に電話をかけてきた。
そこで
「この人はだれ?」っていう話になった。

「○○に決まってるじゃない笑。成人式の写真よ」

「あ〜そうか!そうよね。成人式か」

その後2時間近く電話でとりとめのないことを話したらしい。
その電話の内容が行きつ戻りつしてたので「なんとなくひっかかる」ったらしく、少し不安になった妹は僕にメールしてきたのだそう。

そのメール読んで、まあ、その話とは関係ないような気持ちで、実家に電話をした。
いつものように普通に、元気に、電話に出た。



「昨日妹のとこに電話したやろ?」
「ん?してないよ、なぜ?」
「え?そうなん?成人式の写真が送られてきたんやろ?」
「あ、そうそう。誰か全然わからなかったんよ」
「それで、夜、電話したんやろ?」
「いや、昨日は早く寝たし、してないよ」

電話をしたことはまったくおぼえてないようだ。



うん。
確かに加齢による「忘れっぽさ」とは違う感じ。
妻が実家近所の介護センターを探してくれて、電話してみる。
近々、先日の「物忘れ外来」の再診があるので、そこで聞いてみることに。

病院でテストと検査をやる。
多少脳の血流の悪い部分はあるけど、まだまだ投薬まではいかないとのこと。

先日の夜中の電話を覚えていないのは「せん妄」という一時的な記憶の混乱だという。



人は緩やかに「衰えていく」ようでもあり、ある時からふっと急に下り坂になることもあるんだな。





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このブログは最初に病院へいってから(2018年10月)今日現在(2020年12月10日)までのことは、僕の記憶で書き、今日以降は何かあった時にデイリーで書くつもりです。
まあ、誰かのためではなく自分のための備忘録です。