2020年はコロナウイルスの一年だった。
マスクは品切れになり、アベノマスクが話題になる。
このごろになるともう、マスクは割と購入できるようになってきてる。
あるとき
「マスクが送られてきたんだけど」
と電話が。
母はネットで買い物をしない。
クレジットカードももっていない。大きな買い物がある時は僕がネットで買って配達してもらい、あとでお金をもらうようにしてる。
でも、マスク危機の時に、いろんなネットでマスクを買おうと努力した。
その時に「実家にも買ってあげないと」と思っていたのも確かだ。
午後から郵便局にいくというので、
「もしかしたら僕が買って、そっちに送ったものかも知れんから、僕に送ってくれる?」
午後、電話がかかる。
また同じようにマスクが来たとの説明で
『郵便局の人に話したら、受取拒否できると言っていたので、そうする」
とのこと。
まあ、「僕が実家に買った」という可能性も残っていたので、こっちの食って欲しかったけど、郵便局に任せるのもいいかもなと思った。
このマスク事件の間の電話でも、何度も何度も同じ要件で電話がかかってきてたので、僕は正直疲れていた。
不安になり、電話して、電話したことを忘れてまた不安になる
このループだったんだろう。
送りつけ詐欺って、ほんとに腹が立つ。
まあ、今実家には「現金」しかないし、預金は僕が把握してるし、クレジットカードももってない。
さらに「どんな支払いでも言ってね。こっちでなるべく払うようにするから」と言い含めてるので「お金を騙し取られる」可能性はすくないとは思う。
でも、老人を不安にさせる犯罪は、やっぱすかん。
結局その後ももう一度、おなじような(でも形状が違う)マスクが送られて来た。
その時も「郵便局で受取拒否できるよ」と電話で言った。
「あ、そうなんやね。じゃあ安心やね」
と言っていた。
