認知症が進み始めたのはコロナでの「外出自粛」と「足の骨折」

すこしづづ、直前記憶がわからなくなってきたのは、まあ「老いによる衰え」の範囲だったかも。

それが急に進み始めたのは

  • 足の骨折
  • コロナウイルスによる自粛

が大きかった。

 

足の骨折は
横断歩道を渡ってる時に、信号が点滅し始めた。
老人なんだからできる範囲で動けばいいのに

「はやくわたらなきゃ!」

と小走りになり、自分が引いていた買い物カゴに足をひっかけて転んだ。
すごく腫れて痛かったのに、すぐに病院には行かず(老人ってほんと、こんなところがあるよね)後日あまりに痛くてレントゲン撮ったら

少し骨にヒビが入っていた。

 

まあそこまで大袈裟なことはなかったけど、母は散歩にでかけ、川沿いの風景を見て物思いにふけったり、スーパーで買い物をするのが日課だった。

たったそれだけの「刺激」がなくなったことで、急に物忘れがひどくなった。
家の中だけの生活だったからだろう。

テレビや本ではダメなんだなぁ。

 

歩けない時期はそこまで長期ではなかったんだけど。
出歩けないって怖い。

 

 

もう一つは「コロナ自粛」だ。
母は神経質な方ではなく、マスクを時々忘れてしまうくらいなので、「ストレスも溜まりにくいかな」と思っていた。

週に二回、バスに乗って街中へ行って「絵画教室」をやっていた。
(母はわりと有名な(?)水彩画家なんだ)

それにいけなくなった。
人との交流がなくなったことで、みるからに老けた。

そんなにしょっちゅう実家に帰るわけではないんだけど、この時期「いきなりおばあさん」になっていて、少なからずショックだった。

 

忙しくすることが、認知症の進行を遅らせる

 

先生がそう言っていたのを思い出す。

できるだけ考え、できるだけ人と交わり、できるだけ動く。
これってとても大事なことだけど
なかなか「用事がない」とできないよね。

 

骨折や出歩かなくなることで、自体はどんどん悪くなるから、
皆さんのお父さんお母さんにも

「くれぐれも骨折だけは気をつけて」

と何度も言うことが重要だと思う。